「家族で初めて、富士山登山にチャレンジ!」
そんな時、富士山には何歳から行けるのか、持ち物や服装がわからないと困りますよね。
本記事では、家族での富士山登山に必要な持ち物や、服装について解説します。
家族で2度富士山登山にチャレンジした筆者の体験談も紹介しますので、富士山登山に挑戦する方は参考にしてくださいね。
家族での富士山登山の魅力
家族での富士山登山の魅力はどんなところでしょうか?
家族だからこそ励まし合って、一緒に乗り越えた時の達成感でより深く絆が生まれます。
富士山は標高が高く空気も薄いため、登山するにはとても辛くて苦しいものです。
しかし体調が悪くなった時には、家族が一緒だという安心感で、まだ先の長い登山にも耐えられるのです。
富士山はどこから見てもとにかく美しくて雄大な山なので、登頂した時の感動をぜひ家族で味わって欲しいと思います。
家族での富士山登山は何歳から挑戦できる?
実際に富士山登山は何歳から挑戦できるでしょうか?
「富士山登山は最低でも小学生以上が望ましい」という基準があるそうです。
あまりに小さいと親の言うことを聞かない恐れがあります。
さらに、騒いだり泣いたりされては親も気疲れするでしょう。
富士山登山の初心者は大人でも大変なので、子供の荷物は自分で持って貰わないといけません。
自分で登れて身の回りのことができて、体調の不調を親に伝えられるとしたら小学校の高学年です。
まだお子さんが小さい方は、小学校高学年になるのを待ってからがいいでしょう。
家族で富士山登山をするときの持ち物や服装
家族で富士山登山に必要な持ち物や服装について見ていきましょう。
- 持ち物
- 服装
詳しく説明します。
持ち物
富士登山に基本的に必要な持ち物をあげました。
- 雨具(防寒着兼用)
- ザック(登山用リュックサック)
- ザックカバー(ザックの中身の濡れを防ぐ)
- 休憩中の防寒着(超軽量のダウンジャケット)
- ヘッドライト(両手を開けるため)
- 水、お茶(最低1リットル必要)
- 行動食(チョコなど)
- 小銭(トイレのチップ用100円玉で千円程度)
- トイレットペーパー(持ち歩く時は芯を取って潰す)
- タオル(1、2枚)
- 携帯電話(緊急用)
- ゴミ袋
- お金(緊急用に1万円位)
- ウェットティッシュ(水道が無いため)
- 医薬品(頭痛薬、胃腸薬、下痢止めを防水袋に入れる)
- 日焼け止め
雨具は防水性、透湿性、耐久性を備えたセパレートタイプを選びましょう。
登山用のザックは機能がたくさん付いていて体への負担を軽減するため、できれば登山用をおすすめします。
休憩中の防寒着は超軽量のダウンジャケットがおすすめで、フードがあることで頭と顔と耳を冷たい風から守ります。
医薬品は普段飲んでいる薬を持っておくと安心です。
特に腹痛を起こしても、すぐにトイレに行けないため下痢止めは重要です。
登山用グッズはよく出来ているため、できれば安全のためにも登山用の装備が望ましいです。
服装
服装についての基本的な物は以下の通りです。
- トレッキングシューズ
- 帽子(ハット)
- ゲイター(首・足)
- 防寒着(フリース)
- 登山用パンツ
- 軍手(防寒、ケガ防止)
- 厚手の靴下
初心者が登山するなら手持ちのスニーカーよりも、トレッキングシューズのミドルカットがいいとされています。
自分の足のサイズに合ったモノを選ぶといいでしょう。
登山で使う帽子はハットタイプをおすすめします。
ハットタイプの帽子は、紫外線対策になるだけでなく頭をケガから守ってくれます。
ただし、被ったままでは熱がこもり熱中症になる恐れがあるので、定期的に脱いで風を通しましょう。
ゲイターとは、砂利や雪などの侵入を防ぐため、隙間を塞ぐための登山装備のことです。
ネックゲイターで首の周辺を保護すると、1枚重ね着するのと同様の保温効果が得られてとても便利です。
登山中に厚着をすると汗もかき動きにくく、とても疲れます。
防寒着としては軽くて肌触りもいいフリースがいいでしょう。
登山パンツは動きやすく、汗を吸ってもすぐ乾く撥水性のあるタイプをおすすめします。
登山ではトレッキングシューズ、雨具、ザックは三種の神器と言われる程重要なので、よく選んで装備しましょう。
家族で富士山登山をした人の体験談
家族で富士山登山をした体験談を5つ紹介します。
- 初めて家族で富士山登山(ツアー)5合目から8合目
- 初めて家族で富士山登山、8合目から下山
- 2度目の富士山登山(フリー)5合目から8合目
- 2度目の富士山登山、8合目から下山
- 富士山登山の体験のまとめ
初めて家族で富士山登山(ツアー)5合目から8合目
筆者の家族は、登山初心者ということもあり、5合目からツアーで登頂を目指しました。
ツアーは大勢のパーティだったので、筆者の子供は前から2番目で登ることになったのです。
まだ小学生の筆者の子供と、離れての登山はやや不安でした。
初心者で不慣れなうえに、後ろの大人に多少煽られてしまい、少々可哀想な思いをさせてしまったのです。
休憩の時には励まし、何とかツアーに付いて行かせようと必死でした。
初めて家族で富士山登山、8合目から下山
筆者の家族は8合目の山小屋にやっと辿り着き、夕食も摂れないほど疲労していたので、明日の御来光に備え早くに休みました。
しかし、当日の富士山の7合目付近の夜中の天候は大雨で気温も低く、筆者の家族の体力の回復具合はよくありません。
筆者の子供の体調不良もあり、雨の中で登頂を目指すのは難しいと判断し下山に踏み切りました。
苦渋の決断でしたが、8合目から御来光を見られたことで、よしとしました。
いつかまた富士山登山の再チャレンジをしよう、という気になったのです。
2度目の富士山登山(フリー)5合目から8合目
筆者の家族で2度目の富士山登山に挑戦した話です。
1回目はツアーで引っ張って貰いましたが、今回はマイペースで臨もうと筆者の家族だけで頑張ることにしました。
休み休み登れば何とかなると思い、途中までは順調でした。
しかし、再び高山病の症状で悩まされたのです。
今回は時間をかけ過ぎたため、辺りは暗くなり気温も下がるため体力も消耗しました。
ついに、1番下の子供が本当に動けなくなったのです。
他の登山客の方が山小屋のスタッフの方に連絡して下さったので、すぐに迎えに来て貰えました。
登山道を子供1人を背負ってくれたため、本当に助かり感謝しきれません。
2度目の富士山登山、8合目から下山
筆者の家族が登頂を諦めた話です。
今回の登山での天気は良かったですが、子供と筆者の体調が悪く今回も登頂は諦めました。
富士山登山の標準の登りは時間は6時間、下りは少し早くて3時間です。
下りは少し楽ですが、足に負担がかかるため、とにかくまだ余力のあるうちに下山したかったのです。
5合目に着いた頃には頭痛は無くなりましたが、初回の登山自体よりも高山病の症状が酷く出て本当に散々でした。
筆者の子供は5合目まで下山しても体調はすぐに回復できず、帰りのバスの時間まで横になりながら、体調が整うように努めました。
富士山登山の体験のまとめ
筆者や子供は、富士山登山で1番ネックになる高山病対策を怠りました。
筆者の家族の登山に関しては、時間をかけ過ぎてしまったことも反省材料のひとつです。
低めの山で練習して体力をつけたり、富士山なら5合目で時間を多めに取ったりして、体を慣らすべきでした。
体調管理ができていたら、もっと富士山登山を家族で楽しめたことでしょう。
まとめ
初めての家族での富士山登山の荷物は、最低限何を持っていけばいいのか困りますよね。
富士山登山の際の持ち物を揃える時には、安全のためにはなるべく登山用の装備をおすすめします。
本記事では富士山登山に挑戦するための服装や持ち物と、体験談を紹介しました。
ぜひ本記事を参考に、家族との富士山登山を楽しんで行って来てくださいね。
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