「掃除してるとくしゃみは出るし鼻水はダラダラ…」
掃除中にくしゃみや鼻水が止まらなくなると、つらくて掃除どころじゃなくなりますよね。
本記事では、アレルギー対策のための掃除のやり方を、エアコンや布団を綺麗に保つお手入れ方法と併せて紹介します。
ダニやホコリなどのアレルギー症状に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
アレルギー対策で掃除したい場所
アレルギー対策で、主にホコリやダニの発生が多い次の3つ場所について解説します。
- エアコン
- カーペット
- 布団
エアコン
アレルギー対策で掃除したい場所の1つ目は、エアコンです。
エアコンは、フィルターに付いたホコリをそのままにしておくと、カビの原因になってしまいます。
エアコン内部の温度や湿度がカビが発生する条件を満たしてしまうと、カビの温床になってしまい、エアコンの運転時にカビの胞子が室内に吐き出されてしまうのです。
空気中に広がったカビの胞子やホコリを人が吸い込むと、咳や鼻水などアレルギー症状を引き起こす可能性があるため、1ヵ月に1度はフィルター掃除が必要といえます。
カビが気になるあまり、エアコンの奥にある内部を無理に触ると故障の原因になるので、掃除は自分でせずに専門業者に任せましょう。
カーペット
アレルギー対策で次に掃除したい場所は、カーペットです。
カーペットにはホコリや人の髪やフケ、食べこぼしなどのダニの栄養源になるものが張り付いています。
ダニはホコリ1gあたりに1,000匹ほど生息していると言われ、放置しておくとダニの死骸やホコリなどが空気中に舞い、人が吸うことでアレルギーの原因となるのです。
朝一番に掃除機をかければ、夜の間に床に舞い降りたハウスダストを効果的に除去できるので、2日に1度は朝一番に掃除機をかけることをおすすめします。
布団
アレルギー対策で最も掃除したい場所は、布団です。
布団の中には、人のフケや垢などを栄養源にするダニが潜んでいます。
布団を少しでも動かすとダニの死骸や糞が空気中に広がります。
空気中に広がったダニの死骸などを人が吸い込むと、咳やくしゃみ・喘息といった症状が出てしまうのです。
布団を綺麗にするために最も効果的な方法は水洗いです。
水洗いをする時期は、繁殖したダニが大量に死滅する9月か10月頃がおすすめです。
家庭で洗うのが難しい場合には、コインランドリーやクリーニングを利用しましょう。
《エアコン》アレルギー対策のための掃除のやり方
エアコンは冷房・暖房とほぼ一年を通して使うため、こまめな掃除が行き届かずにアレルギーの原因となるホコリが溜まりやすくなります。
ここでは、アレルギー対策のためのエアコンの掃除のやり方を説明します。
- 必要なもの
- 手順①フィルター掃除をする
- 手順②内部のほこりを取り除く
- 手順③吹き出し口と本体を拭く
必要なもの
エアコン掃除を始める前に、下記の道具を準備しましょう。
- 掃除機
- ハンディモップ
- 古い歯ブラシ
- ぞうきん
- 少量の台所用洗剤
手順①フィルター掃除をする
エアコンを掃除する際は、まずホコリがつきやすいフィルター掃除から始めましょう。
フィルター掃除の手順は下記のようになります。
- 漏電防止のためエアコンの電源プラグを抜く
- フロントパネルを開けてフィルターを取り出す。
- フィルターのホコリを掃除機で吸い取る(掃除機で取りきれないフィルターの汚れは中性洗剤を薄めた溶液をつけて歯ブラシなどで水洗いする)
- フィルターを完全に乾かす
補足:
フィルターが濡れたままだと、カビが発生する原因になるため、湿気が少しでも残らないようにしっかりと乾かしましょう。
手順②内部のホコリを取り除く
次にエアコンの内部のホコリを、下記の手順で取り除いていきましょう。
- フィルターを外した状態で、内部の表面の見えるほこりをハンディモップで除去する
- 掃除機を軽くあててホコリを吸い取る
補足:
ハタキを使うとホコリが空中に舞うため、ハンディモップを使うのがおすすめです。
手順③吹き出し口と本体を拭く
フィルターを乾かしている間に、吹き出し口と本体を下記の手順で綺麗にしていきましょう。
- 水洗いした後、完全に乾かしたフィルターを取り付ける
- 吹き出し口と本体を軽く絞ったぞうきんで拭く
補足:
上記の手順で掃除をすると、ホコリが舞わないのでアレルギー症状を抑えながら掃除ができますよ。
《カーペット》アレルギー対策のための掃除のやり方
カーペットは、繊維の中に見た目ではわからないダニやカビ・ホコリなどが入り込んでいるため、アレルギーの症状を引き起こします。
ここでは、アレルギー対策のためのカーペット掃除のやり方を説明します。
- 必要なもの
- 手順①掃除をかける
- 手順②表面を拭く
必要なもの
カーペット掃除を始める前に、下記のものを準備しましょう。
- 掃除機
- 粘着ローラー
- ぞうきん
- 中性洗剤
手順①掃除機をかける
カーペットの掃除は、まず掃除機で表面のホコリを取り除くことから始めましょう。
掃除機をかける手順は以下になります。
- エアコンの吹き出し口や窓を閉める(換気のためにと窓やエアコンの吹き出し口を開けたまま掃除機をかけると風が入り逆にほこりが舞ってしまうため)
- 掃除機をカーペットの毛並みに逆らい、後ろに引きながら丁寧にかける
- 最後に粘着ローラーで、掃除機で取れない髪の毛などを取り除く
補足:
一般的に、掃除機をかける時には窓を開けて換気をよくしますが、今回はアレルギーの症状を抑えて掃除をするために、窓は閉めて掃除をします。
手順②表面を拭く
カーペットの表面の汚れを掃除機で取り除いたら、次にカーペットの表面を以下の手順で拭いていきましょう。
- ぬるま湯1リットルに対して、洗剤を50cc入れた約5%の薄め液を作る
- 作った薄め液に雑巾を浸し、固く絞った雑巾でカーペットの表面を丁寧に拭く
- 綺麗なな雑巾を水に浸して固く絞り、汚れや洗剤をしっかり拭き取る
補足:
汚れが気になると、ついこすってしまいがちですが、軽い力で毛先の方まで丁寧に拭きましょう。
《布団》アレルギー対策のための掃除のやり方
布団には、皮脂や汗・ホコリなどのさまざまな汚れがついており、放っておくとダニやカビの温床となって、アレルギーの原因となりかねません。
ここでは、アレルギー対策のための布団の掃除のやり方を説明します。
- 必要なもの
- 手順①布団を外に干す
- 手順②掃除機をかける
- 布団カバーを交換する
必要なもの
布団掃除を始める前に、下記のものを準備しましょう。
- 掃除機
- または布団用クリーナー
手順①布団を外に干す
布団掃除は、ダニやカビ対策のために、まず以下の手順で布団を外に干しましょう。
- 布団カバーをはずす
- 布団を外に干す
- 1〜2時間太陽に当てる(ダニが奥へ奥へ潜ってしまうため布団は叩かない)
補足:
外に干している時に布団を黒いゴミ袋で覆うと、布団の中が高音になるので、ダニを死滅させるのに効果がありますよ。
手順②掃除機をかける
布団を天日干しした後は、ホコリやダニのフンを取り除くために、以下の手順で掃除機をかけましょう。
- 掃除機に布団用ノズルを取り付ける
- 干した布団を広げて表と裏の両面にゆっくり丁寧に掃除機をかける
補足:
布団用のノズルがない場合は、掃除機のノズルの先端に薄手のストッキングを被せ、ゴムなどで固定すると吸い付きがきつくなりすぎずに済みます。
手順③布団カバーを交換する
掃除機でホコリやダニのフンを吸い込んだら、最後に綺麗に洗濯した布団カバーと交換します。
ここでは掛け布団のカバーを交換する手順を説明します。
- 布団カバーを裏返しにして布団の上に4隅を合わせて敷く(布団カバーのヒモが下になるようにする)
- 布団と布団カバーをヒモで固定する
- 布団カバーの中に両手を入れ、布団の奥の両端を掴んで引き寄せ、布団カバーをひっくり返す
- ファスナーを閉めて布団を整える
補足:
寝ているあいだの汗や汚れはそのままにしておくとダニが発生し、布団の内部へと侵入するため、1週間に1度はカバーを交換しましょう。
まとめ
毎日掃除をするたびに、ホコリなどの影響でくしゃみや鼻水が止まらないとつらいですよね。
エアコンや布団を綺麗に掃除することで、アレルギー対策に効果があることがわかりました。
本記事では、アレルギー対策のための掃除のやり方を、エアコンや布団を綺麗に保つお手入れ方法と併せて紹介してきました。
ぜひ本記事を参考に、ダニやホコリに悩まされない清潔な部屋環境を目指してくださいね。
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