「生きがいって何だろう?!」
考えてもなかなか思い付かないことがありますよね。
本記事では高齢者におすすめの生きがいの見つけ方、メリットや重要性について紹介します。
生きがいが見つからなくて悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみて下さいね。
高齢者に生きがいは重要?必要な理由とは?
高齢者にとって生きがいは重要です。
高齢になると体力や気力の衰えなどから、以前より活動範囲が狭まり、人や社会との関係性が薄れてきます。
そのため、気力や体力が落ちて心身の健康状態が損なわれやすいのです。
単調で退屈な生活時間が長く続くと老人性うつ病や寝たきり、認知症、孤独死などの問題につながります。
そもそも「生きがい」とは
そもそも「生きがい」とは、日々の生活の中の喜びや楽しみであり、何かをやるための活力になるものです。
少し大袈裟に言うと「生きがい」があるから人は生きていけるのかもしれません。
心身ともに健康的に過ごせる
「生きがい」があることで心身ともに健康的に過ごせます。
「病は気から」と言うように、日々の生活の中にちょっとした喜びや楽しみがあるだけで、気持ちが充実し心も体も健康でいられます。
高齢者におすすめの生きがいの見つけ方9選
「生きがい」は重要とは思っていても、なかなか見つけられない、どうやって見つければ良いのかわからないという人もいますよね。
そこで、自分に合った「生きがい」が見つかる、高齢者におすすめの生きがいの見つけ方を9つ解説していきます。
家族との団欒
家族との団欒を楽しんでみると、高齢者に生きがいが見つかります。
家族で集まって会話をすることで、家族の近況がわかり交流も深まります。
家族で一緒に食事や、天気が良ければお庭やどこか近場でのバーベキューなども良いですね。
家族でも、忙しくてなかなか揃わないかもしれませんが、予定を立てることで定期的な家族のイベントにもなり楽しみが増えます。
友人との食事
友人と食事をしてみると、高齢者に生きがいがみつかります。
ただ友人と食事をするだけでも、自然と会話が生まれ意外と楽しい時間を過ごせます。
また、人に会うことで身だしなみやファッションにも気を使うようになり、自然と服やお化粧などお洒落に興味が湧くようになるかもしれません。
一人でいることが好きな人や人と会うのが面倒な人も、友人と食事をしながらお互いの近況報告をし合い、楽しい時間を過ごしてみましょう。
ペット
ペットを飼ってみると、高齢者に生きがいがみつかります。
ペットの散歩で日頃の運動不足の解消になったり、散歩途中の人同士で会話をするようになったりと、ペットを通して人との繋がりが広がります。
また、ペットと一緒に過ごすことで、心が癒やされ楽しいことも増えます。
一人だと外出や人に会うのが面倒な人は、ぜひペットを飼ってみると良いでしょう。
きっと外出が楽しくなりますよ。
運動
運動をすると高齢者に生きがいが見つかります。
高齢者の運動には、健康維持やストレス解消、認知症予防など他にも様々なメリットがあると言われています。
気軽にできる運動としては、ウォーキング、筋力トレーニングやバランス訓練、ストレッチなどがおすすめですよ。
運動というと苦しい、つらいといったイメージがありますが、無理をせず自分に合った運動を楽しく継続していくことが大事です。
リフレッシュ感覚で始めてみましょう。
旅行
旅行をすると、高齢者に生きがいが見つかります。
旅はいつもと違う「非日常」が味わえます。
人との出会いや初めて見る景色に感動したり、そこでしか食べられない料理を食べたりと、いつもと違う体験はとても新鮮です。
また、行き先や宿、交通機関など旅行の計画を立てることで、自分自身の成長や行動力が身につき自信になります。
旅行をする機会がない人は、計画することが面倒かもしれませんが、予定を詰め込みすぎず自分が行ってみたい場所を探してフラッと出掛けてみて下さい。
読書
読書をすると、高齢者に生きがいがみつかります。
読書は脳に良い影響を与え、認知症予防やストレス解消、睡眠の質を良くするなどの効果があるようです。
読書をすると集中力や記憶力などの認知機能が働くので、認知機能を鍛えることで認知機能低下の防止や認知症予防につながると言われています。
また、読書で脳がリラックスすると、心拍が穏やかになり筋肉の緊張もほぐれます。
そのため心がリラックスし、スムーズに眠りにつくことができるでしょう。
読書をする習慣がない人や読みたい本がわからない人も、本屋さんや図書館などに出掛け、とりあえず目に留まった本を読んでみましょう。
思いがけず興味が湧き、読書の面白さに気づくかもしれません。
家庭菜園
家庭菜園を始めると、高齢者に生きがいが見つかります。
野菜を育てるために、身体を動かしたり頭を使ったりすると、喜びを感じられ人との関りが増えます。
試行錯誤を繰り返し、自分が一生懸命世話をした食物が収穫できた時には、何とも言えない満足感が得られることでしょう。
そして、日々成長する食物に心を癒され心身が健康でいられます。
初めはプチトマトやオクラ、お料理の薬味になるシソやパセリなど、初心者でも育てやすいものからチャレンジしてみて下さい。
植物の日々の成長が楽しみになりますよ。
カラオケ
歌を歌うと、高齢者に生きがいが見つかります。
歌うことで様々な健康効果が得られ、ストレス解消にもなり、老若男女問わずに交流ができます。
大きな声で歌うとストレスが発散され、自律神経や血圧の安定にもなるようです。
リズムを取ったり歌詞を読んだり想像力を働かせれば、脳も活性化され、記憶力低下や認知症予防にもつながる可能性がありますね。
歌うことに慣れていないと、初めは少し恥ずかしさを感じるかもしれませんが、思い切って歌ってみたら爽快感を味わえて意外に楽しめるものです。
地域のコミュニティがあれば参加してみて、歌が好きな人同士で楽しむのも良いですね。
ボランティア
ボランティアに参加すると、高齢者に生きがいがみつかります。
仕事や家事や育児とは違う価値感を実感でき、心身が健康でいられます。
そして人との繋がりも生まれ、人や社会の為に無償で何かをすることで、感謝され社会貢献にもなりますよね。
人と協調しながらボランティアをすると、社会や人と繋がっているという実感を得られ孤独感も薄れるのではないでしょうか。
ボランティアといっても何をして良いかわからない人は、地域の自治体サイトを調べて、開催されているイベントに試しに足を運んでみて下さい。
高齢者が生きがいを見つけることで得られるメリット
高齢者が生きがいを見つけることで得られるメリットは3つあります。
- 脳が活性化する
- 身体が鍛えられる
- 気持ちが前向きになる
詳しく説明していきます。
脳が活性化する
高齢者が生きがいを見つけると脳が活性化します。
生きがいを持つと人との関わりが増え、会話をしたり食事をしたりする機会が自然と増えます。
また興味のあることを自分で調べたり、人に聞いたりして脳を使うので脳が活性化されますよね。
ふだんの生活は同じことの繰り返しになりがちなので、生きがいを持つと新鮮な気持ちになれ活力が湧くことでしょう。
身体が鍛えられる
高齢者が生きがいを見つけると身体が鍛えられます。
生きがいがあると外出する機会が自然と増え、歩く時間も当然増えます。
歩いたり動いたりすると全身持久力が高められ、筋力・体力の維持や向上を見込めるなど、身体が鍛えられ健康でいられるのです。
きっかけがないと外出しない人でも、生きがいがあると自然と外出するようになりますよね?
身体を鍛える目的で、生きがいを探してみてはいかがでしょうか。
気持ちが前向きになる
高齢者が生きがいを見つけると気持ちが前向きになります。
生きがいがないと何もやることがなく、やる意欲も湧かず、脳や身体の衰えも早まります。
生きがいがあれば、日々何かやることがあって身体を動かしたり人と会話をしたりと、目標を持って行動できますよね。
また、自分の中の小さな成長を感じられ気持ちが前向きになれます。
毎日なんとなくつまらない、そんな毎日に飽きているという人は、早速何か始めてみましょう。
まとめ
「生きがい」と言っても、既にある人や簡単に見つかる人もいれば、そうでない人もいますよね。
でもそんなに難しく考えなくても良いと思います。
本記事を参考にぜひ自分に合った「生きがい」を探してみて下さいね。
「生きがい」はいくつあっても困りません。
一つだけではなく少しずつ幅を広げていきましょう。
すると、人との出会いが増えたり、新しい体験ができたりして、きっと楽しく充実した毎日を送れるようになります。
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