「庭に果物を植えて、収穫を楽しみたい!」
本記事では、庭植えに向いていない果物と、果物の特徴やおすすめの栽培方法を紹介します。
庭に植える果物選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
庭に植えてはいけない果物ランキング
どんな果物を庭に植えてはいけないのでしょうか?
庭に植えてはいけない果物5つを、ランキング形式で解説します。
- 第1位:バナナ
- 第2位:キウイ
- 第3位:クルミ
- 第4位:ラズベリー
- 第5位:ビワ
それぞれについて、詳しくみていきましょう。
第1位:バナナ
栄養価の高いバナナですが、庭植えには向いていません。
バナナを植えてはいけない理由は、3つあります。
1つ目の理由は、繁殖力が旺盛であることです。
地下茎を這わせてどんどん増えます。
庭がバナナの木で覆いつくされるかもしれません。
2つ目は、バナナの木が巨木になるからです。
背が高く葉も大きくなると、日当たりが悪くなってしまいます。
また、伸びすぎて電線に接触すると停電する恐れもあります。
参考:関西電力送配電
3つ目の理由は、1度実がなったバナナの木は枯れてしまうことです。
枯れたバナナの木は、切り倒す必要があります。
大木を切って処分するなんて、考えただけでも大変ですよね。
以上、3つの理由から、バナナを庭に植えるのはやめたほうがよいでしょう。
第2位:キウイ
育てやすいと言われるキウイも、庭での地植えはおすすめできません。
なぜなら、キウイの繁殖能力が高すぎるからです。
キウイの木は蔓性で勢いよく伸び、いろんなところに絡みつきます。
お隣の庭にまで侵入して、木や物に巻き付いてしまうかもしれません。
キウイは庭に植えないほうがよいでしょう。
第3位:クルミ
栄養価が高く、お菓子の材料にもなるクルミも庭に植えてはいけない果物です。
理由は、クルミは成長すると大木になり、樹高が20mにもなるからです。
20mといえば、6〜7階のビルの高さと同じです。
さらに、クルミは実が熟すと自然に落下します。
固いクルミの実が高所から落ちてきて、頭にでも当たりでもしたら危険ですよね。
クルミを庭植えにすることは、やめたほうがいいでしょう。
第4位:ラズベリー
赤く可愛らしい実がなるラズベリーも、庭に植えてはいけない果物の1つです。
植えてはいけない理由は、繁殖力の強さです。
ラズベリーは地下茎で広がるので、庭のいたるところから芽を出します。
ほかの植物の成長を妨げ、庭がラズベリーのジャングルになる恐れがあります。
ラズベリーを庭に植えるのは、おすすめできません。
第5位:ビワ
昔から薬樹といわれるビワも、庭植えは避けたほうがよい果物です。
ビワの木は発育がよく、樹高が10mほどになるからです。
葉も大きく常緑なので、日当たりが悪くなります。
育てやすく、実も美味しいビワですが、庭での栽培には適さないでしょう。
庭に植えてはいけない果物の特徴
どのような特徴がある果物を、庭に植えてはいけないのでしょうか?
植える前に注意したい特徴は、次の4つです。
- 虫がつきやすい
- においがするもの
- 地下茎で増える
- 木が大きくなる
それぞれについて、詳しく説明しますね。
虫がつきやすい
虫が発生しやすい果物を、庭に植えたくないですよね。
毛虫やチャドクガなどの毒をもつ虫に刺される可能性があるからです。
果物を植える前に、どんな虫がつきやすいかを調べておきましょう。
においがするもの
においがある果物も避けたほうが無難です。
においは、風に乗って広範囲に広がってしまうからです。
庭に植えた果物のにおいが苦手な人との思わぬトラブルに見舞われるかもしれません。
できるだけ、においのない果物を植えるようにしましょう。
地下茎で増える
地下茎で増殖する果物も庭植えには向いていません。
1本植えただけでも、どんどん繁殖するからです。
自分の庭がジャングルになるだけでなく、隣の庭にまでも勢力を伸ばしてしまいます。
植えたい果物がどのように増えていくかを調べておきましょう。
木が大きくなる
大きく育ちすぎる果物も植えないほうがいいでしょう。
なぜなら、日当たりが悪くなったり、電線に接触したりするからです。
電線を切って停電にでもなったら大変です。
どのくらいの高さまで成長するのかを確認してから植えましょう。
どうしても育てたいときは?おすすめ栽培方法
庭に植えないほうが良いことはわかったけれども、諦めきれないときはどうすればよいでしょうか?
どうしても育てたいときのおすすめの方法を、4つ紹介します
- 鉢植えで育てる
- マメに選定する
- 鉢植えにしてコンクリートの上で育てる
- 匂いが少ない品種を選ぶ
それぞれの栽培方法を解説しますね。
鉢植えで育てる
大きくなりすぎる果物は、鉢植えで小さく育てるのがおすすめです。
鉢では根の成長に限りがあるので、木が大きくならないからです。
鉢に植えて、大きさをコントロールしながら育ててみてください。
マメに選定する
頻繁に剪定できるなら、庭植えも可能です。
大きくなりすぎるのを妨げたり、蔓性の木が伸びすぎるのを防いだりするからです。
どうしても庭に植えたい場合は、マメに剪定するようにしてくださいね。
鉢植えにしてコンクリートの上で育てる
鉢植えにして、鉢をコンクリートの上に置いて育てられます。
地下茎で増える植物は、コンクリートの上では根を伸ばせないので、繁殖が抑えられるからです。
土の上に置くと鉢底から地下茎を伸ばして繁殖するので、必ずコンクリートの上に置いて育ててくださいね。
においが少ない品種を選ぶ
においが少ない品種を選択することで、庭植えが可能になります。
同じ果物でも、品種によってにおいが違うからです。
においが少ない果物を見つけてから、庭で育てましょう。
まとめ
庭に果物を植えるとき、本当に植えても大丈夫か迷いますよね。
本記事では、庭に植えてはいけない果物と、果物の特徴やおすすめの栽培方法を紹介しました。
植えた後に後悔したくない方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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