「ハーブの寄せ植えをしたい!」
ハーブは種類が多いので、寄せ植えはどうしたらいいか困りますよね。
本記事ではハーブの寄せ植えの相性や寄せ植えに向かないハーブを紹介します。
ハーブの寄せ植えに悩んでいる人は参考にしてくださいね。
ハーブの寄せ植えで覚えておきたい!相性の考え方
ハーブの寄せ植えでは何に注意したらいいのでしょうか?
ハーブの寄せ植えでは、ハーブの相性を考えることが必要です。
- 生育環境が似たもの同士を組み合わせる
- 用途別に寄せ植えする
- 繁殖力が強いハーブを寄せ植えに使う場合は要注意
詳しく説明します。
生育環境が似たもの同士を組み合わせる
ハーブの寄せ植えで考えるべき相性は、生育環境が似たもの同士を組み合わせることです。
なぜなら、ハーブの生育環境はそれぞれのハーブで異なり、異なる生育環境を好むハーブの寄せ植えは難しいからです。
ハーブの生育環境は大きく分けて以下のような種類があります。
- 過酷な環境にも強い種類
- 暑さ・寒さに強いものや弱いもの
- 日あたりを好むものと半日陰を好むもの
それぞれのハーブの生育環境を見極め、生育環境が似たもの同士で組み合わせて育てるのがおすすめです。
用途別に寄せ植えする
用途別に寄せ植えをすることもハーブの寄せ植えで考えるべき相性です。
なぜなら、ハーブはその特性によって用途が異なるからです。
例えば、多くのハーブはハーブティーに使えますが、混ざると好みではない香りになってしまうことも。
他にもハーブの特性によっては以下のような種類があります。
- 薬味に使えるもの
- 煮込み料理に使えるもの
- エスニック料理に向くもの
- 肉や魚の匂い消しに使えるもの
- ブレンドティーに使いやすいもの
- アロマテラピーに使うもの
- リースやポプリに使いやすいもの
それぞれの用途別に寄せ植えにしておくと使用するときにいちいち調べる必要もありません。
ハーブを植えるときは、用途を考えて寄せ植えをしましょう。
繁殖力が強いハーブを寄せ植えに使う場合は要注意
ハーブの寄せ植えの相性では、繁殖力が強いハーブを寄せ植えに使うことは要注意です。
なぜなら、繁殖力の強いハーブを寄せ植えに使うと、繁殖力が強いハーブが他のハーブを駆逐してしまうからです。
ハーブの中には、過酷な環境でも簡単に生育し、繁殖力の強いものがあります。
プランターでなく地植えした場合も、あっという間に繁殖してしまい、駆除も簡単ではありません。
繁殖力が強いハーブは、単独のプランターで育てる・1年草のハーブとの寄せ植えにするなど、寄せ植えにする際は特徴を見極めましょう。
ハーブの寄せ植えで相性の良い組み合わせ
どのハーブを寄せ植えにすると良いのでしょうか?
ハーブの相性の良い寄せ植えの組み合わせを紹介します。
- シソ×ミツバ
- チャイブ×チャービル
- ベルガモット×アニスヒソップ
- コリアンダー×レモンバーム
シソ×ミツバ
和の代表的ハーブ・シソとミツバは相性の良い寄せ植えです。
なぜなら、どちらも日陰・半日蔭で育てると葉や茎が柔らかくなり、おいしく食べられるからです。
どちらも湿気を好むため生育環境が似ています。
植え付けの時期もほぼ同じため、寄せ植えがしやすい組み合わせです。
シソもミツバも生で薬味に使ったり、天ぷらやかき揚げにしたりして楽しめます。
生育環境も用途も似ている和のハーブ・シソ×ミツバは寄せ植えにおすすめです。
チャイブ×チャービル
チャイブとチャービルは相性の良い寄せ植えです。
なぜなら、どちらも風通しの良い環境を好むだけでなく、寄せ植えにより互いに良い効果が期待できるからです。
例えば、チャイブは根から出る分泌液で病虫害を寄せ付けず、土を浄化する効果が期待できます。
チャービルによりチャイブの生育は促され、風味をよくする効果が期待できるハーブです。
チャイブとチャービルはどちらもコンパニオンプランツとして有用で、他の野菜との寄せ植えにも使われます。
どちらも生育環境が似ており、互いに助け合う関係のチャイブ×チャービルは相性の良い寄せ植えです。
ベルガモット×アニスヒソップ
ベルガモットとアニスヒソップも相性の良いハーブの寄せ植えです。
なぜなら、ベルガモットとアニスヒソップは生育しやすい環境に共通点があるからです。
どちらも温度が15から25度程度かつ湿っていて栄養豊富な土を好みます。
ベルガモットとアニスヒソップはどちらも北米原産で、薬用ハーブとして古くから利用されてきた共通点も。
現代でも、薬用と豊かな香りを利用してハーブティーに使われます。
コリアンダー×レモンバーム
コリアンダーとレモンバームも相性の良いハーブの寄せ植えの組み合わせです。
なぜなら、コリアンダー(パクチー・シャンツァイ)は虫よけの効果が抜群に高く、レモンバームはカメムシ除けに効果が高いからです。
コリアンダーとレモンバームを組み合わせることで害虫除けの効果が高まります。
コリアンダーとレモンバームは日あたりを好むものの多少の日陰でも育ち、乾燥を好まないという生育環境も似ています。
どちらも肉料理やサラダに使われるという共通点も。
コリアンダーの香りが苦手な人はレモンバームでハーブティーをつくるときに混ざらないように気を付けましょう。
寄せ植えに向きにくいハーブ
寄せ植えに向かないハーブはあるのでしょうか?
- ローズマリー
- ミント
- ラベンダー
- バジル
- タイム
- レモングラス
詳しく説明します。
ローズマリー
ローズマリーは寄せ植えに向かないハーブです。
なぜなら、ローズマリーは非常に強く乾燥した痩せた土地でも育つため、他のハーブよりも非常に強いハーブだからです。
ローズマリーは性質上、初心者でも育てやすく、管理の手間もありません。
ローズマリーは、化粧品やサプリメント・アロマテラピー・ハーブティー・料理に使われる人気のあるハーブです。
しかし、他のハーブよりも繁殖力が強いため、寄せ植えにすると他のハーブを駆逐してしまいます。
ローズマリーを育てる場合は、寄せ植えにせず、一つのプランターで育てることがおすすめです。
ミント
ミントも寄せ植えに向かないハーブです。
なぜなら、ミントは非常に繁殖力が強く、寄せ植えにすると他のハーブを侵食してしまうからです。
ミントは地下茎が強く伸びやすく、横に広がりやすい特徴があります。
ミントの別の種類同士での寄せ植えも地下茎が絡まる可能性が高く、寄せ植えに向かないハーブです。
ミントは個別の鉢を使って育てるのがおすすめです。
ラベンダー
ラベンダーも寄せ植えに向かないハーブです。
なぜなら、ラベンダーは他のハーブよりも乾燥と排水性の良い場所を好むからです。
寄せ植えにするとどうしても蒸れやすくなるため、乾燥を好むラベンダーには育ちにくい環境になります。
「ハーブの女王」と呼ばれるラベンダーを他のハーブと寄せ植えにしようとしても、蒸れてかれてしまうことも。
ラベンダーはハーブティーだけでなく、乾燥させてリースなど多様に楽しめるので個別に植え、育てましょう。
バジル
バジルはハーブとの寄せ植えに向かないハーブです。
なぜなら、バジルは比較的湿度が高く、栄養価の高い土を好むからです。
乾燥や水はけのよい土を好む他のハーブとの寄せ植えには向きません。
同じしそ科と寄せ植えにすると交雑する可能性があります。
バジルはイタリア料理でよく使われるトマトとのコンパニオンプランツとして有名です。
バジルを寄せ植えにしたい場合は、ハーブ同士ではなく、トマトと寄せ植えにしましょう。
タイム
タイムも寄せ植えに向かないハーブです。
なぜならタイムも繁殖力が強く、他のハーブと寄せ植えにすると駆逐してしまう可能性があるからです。
また、タイムは乾燥した土壌を好むため、蒸れやすい寄せ植えにはあまり向きません。
タイムは個別の鉢で育てることがおすすめです。
レモングラス
タイ料理トムヤムクンに使われるレモングラスは寄せ植えに向かないハーブです。
なぜなら、レモングラスは1メートル以上も伸びてしまうからです。
熱帯地方原産なので日あたりを好み暑さには強い一方で、寒さには弱い特徴があります。
レモングラスは個別の鉢植えで育て、様々な用途で楽しむのがおすすめです。
まとめ
本記事ではハーブの寄せ植えの相性や寄せ植えに向かないハーブを紹介しました。
ハーブは種類が多いので、寄せ植えはどうしたらいいか困りますよね。
実は、ハーブの寄せ植えには相性があるんです。
ハーブの寄せ植えに悩んでいる人は参考にしてくださいね。
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