おいしい食べ物があると、愛犬にも食べさせてあげたいと思いますよね。
本記事では犬が食べてはいけないものを紹介します。
愛犬にいろいろな食べ物をあげたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
【危険】絶対に犬が食べてはいけないもの一覧表
犬が絶対に食べてはいけない危険なものとは何なのでしょうか?
以下の7つの食べ物があげられます。
- 玉ねぎ・長ネギなどのネギ類
- コショウや唐辛子など香辛料
- チョコレートなどのカカオ類
- レーズンやブドウ
- アボカド
- アルコールや酵母
- キシリトール
詳しく説明します。
玉ねぎ・長ネギなどのネギ類
犬には玉ねぎや長ネギなどのネギ類を与えると危険です。
犬がネギ類を食べてしまうと血尿が出るようになり、貧血を起こす可能性があるからです。
ネギ類にはアリルプロピルジスルフィドという赤血球を破壊する成分が含まれており、犬が食べると「たまねぎ中毒」を引き起こします。
愛犬がネギ類を食べてしまい、もし貧血症状が出たら、すぐに病院へ行きましょう。
参考書籍:「犬にとって危険な食べもの」三島智子
コショウや唐辛子など香辛料
匂いのきつい香辛料を犬に与えるのも危険です。
香辛料の刺激で、胃腸がデリケートなワンちゃんは下痢をしてしまう可能性があります。
人間の何倍も嗅覚が鋭い犬は、もともと香辛料の入った食べ物を好んで食べません。
間違えて食べてしまわないよう、気をつけるようにしましょう。
参考:ドッグフードの達人
チョコレートなどのカカオ類
チョコレートを食べると、犬は中毒症状を起こし、ショック症状や死亡する可能性があります。
チョコレートには、テオブロミンという成分が含まれており、心臓や神経中枢を刺激してしまうのです。
チョコレートはかなり身近な食品なので、間違って犬が食べてしまわないよう気をつけましょう。
参考書籍:「犬にとって危険な食べもの」三島智子
レーズンやブドウ
犬がレーズンやブドウを食べると、急性腎不全を起こし、死亡する可能性があります。
ブドウのどの成分が犬に悪影響を及ぼしているかは、いまもまだ解明されていないそうです。
しかし、ブドウを食べて中毒を起こしたケースが実際にたくさん報告されています。
愛犬が食べてしまい、様子がおかしい場合はすぐに病院に行きましょう。
参考:いぬのきもち
アボカド
アボカドにはペルシンという成分が含まれており、下痢や嘔吐の原因となります。
また、高脂肪でハイカロリーのため過剰に摂ると肥満や糖尿病の原因になります。
大きな種を誤飲する可能性もあり、危険性が高いので、食べさせないようにしましょう。
参考:いぬのきもち
アルコールや酵母
犬にアルコールや生のパン生地に含まれる酵母を、絶対に食べさせてはいけません。
犬の全身に悪影響を及ぼし、死に至る可能性があるからです。
犬の体はアルコール成分を急速に吸収し、フラフラになったり脳幹の働きが抑制されたりします。
また、生のパンに含まれる酵母は胃を拡張させる恐れがあります。
酵母を食べると犬の組織損傷や呼吸困難につながる可能性もあるため、絶対に生のパン生地をあげないようにしましょう。
キシリトール
犬にキシリトールを含む食品を、絶対に与えてはいけません。
犬がキシリトールを食べると、命に関わる急な血糖低下がおこり、肝障害が起こる可能性があります。
筆者の愛犬は、子供が落としたキシリトールタブレットを1粒食べてしまい、中毒症状を起こしたことがあります。
突然後ろ足がガクガクと震えて立てなくなり、しばらくの間動けなくなりました。
筆者の愛犬は5分もしないうちに元に戻りましたが、とても恐い経験でした。
キシリトールガムやタブレット、歯磨き粉などにも含まれているので、わんちゃんが決して食べないように気をつけましょう。
【注意】犬が過剰に食べてはいけないもの一覧表
では、愛犬に日常的にあげたり過剰に与えたりしてはいけないものは何があるのでしょうか?
大きく8つの食べ物があります。
- 生卵
- イカやタコ
- 加工肉
- 乳製品
- 揚げ物
- マカデミアナッツ
- 鶏や魚の骨
- いちじく
詳しくみていきましょう。
生卵
犬には生卵をあげないようにしましょう。
生卵を長期に渡って大量に食べると、食欲不振や疲れやすい状態になったり、皮膚炎を起こしたりする可能性があります。
生卵の白身には「アビジン」という成分が含まれており、ビタミンの一種「ビオチン」の吸収を邪魔してしまうのです。
犬に卵をあげるときは、必ず茹でるようにしましょう。
参考:いぬのきもち、「犬にとって危険な食べもの」三島智子 著
イカやタコ
犬にイカやタコを与えるときは、加熱し、小さくカットしましょう。
イカやタコを生のまま犬に与えると、ビタミンB1欠乏症になる可能性があります。
生のイカやタコには、チアミナーゼという成分が含まれていて、ビタミンB1を破壊するのです。また、大きい状態で与えると消化不良を起こす可能性があります。
小さくカットするようにしましょう。
加工肉
犬が加工肉を食べると、心疾患や心不全を引き起こす可能性があります。
加工肉は塩分や脂質が多いため、犬の内臓への負担が大きいのです。
また、保存料や着色料などの添加物も多いため、食べ過ぎると身体への影響が心配です。
なるべく食べさせないようにする方が良いでしょう。
参考:わんちゃんホンポ
乳製品
犬に牛乳は与えないほうが良いですが、ヨーグルトは与えても問題ありません。
犬に牛乳をあげると、下痢をする可能性が高くなります。
犬には牛乳に含まれる乳糖に対する耐性がなく、お腹を壊してしまうのです。
しかしヨーグルトなら、下痢を起こす可能性が下がります。
なぜなら、ヨーグルトに含まれる乳酸菌が、下痢の原因になる乳糖の一部を分解しているから。
さらに乳酸菌のような善玉菌は、犬の腸内環境を良くしてくれる効果も期待できます。
ただしアレルギーのある犬もいるので、少量ずつ与えて様子をみるようにしてください。
参考:わんちゃんホンポ
揚げ物
犬が揚げ物を食べると、下痢や嘔吐、さらに膵炎を引き起こす可能性があります。
大量の油を消化するため、消化器官への負担が大きいのです。
また、カロリーの過剰摂取で肥満の原因にもなります。
食べさせる必要もないので、揚げ物は与えない方が良いでしょう。
参考:わんちゃんホンポ
マカデミアナッツ
犬がマカデミアナッツを食べると中毒症状を起こし、嘔吐や後ろ足の麻痺などが起こる可能性があります。
マカデミアナッツのどの成分が中毒症状を引き起こすのかは、はっきりとわかっていません。
しかし、マカデミアナッツを食べて中毒を起こしたという報告は多数あるので、食べない方が良いでしょう。
参考:ペットサポートのPS保険、「犬にとって危険な食べ物」三島智子 著
鶏や魚の骨
犬に鶏や魚の硬い骨をあげることは、危険性が高いのでやめましょう。
硬い骨が、犬の内臓に刺さってしまう可能性があります。
犬にはとがった犬歯しかないため、食べ物を細かく噛み砕くのが苦手なのです。
もし刺さってしまったら、開腹手術が必要になったり、感染症を引き起こしたりします。
鶏や魚の骨は、食べさせないようにしましょう。
参考:PETOKOTO
いちじく
犬にはいちじくを与えないようにしましょう。
犬がいちじくを食べると、口内炎やよだれ、嘔吐下痢などになる可能性があります。
いちじくに含まれている「ソラレン」や「フィシン」が原因で犬の口腔内や胃腸に炎症が起こるのです。
犬が食べないよう気を付けるようにしましょう。
参考:https://pshoken.co.jp/note_dog/dog_ngfood/case019.html
まとめ
私たちにとって美味しい食べ物も、犬には危険な場合があります。
犬にとって危険な食べ物を、なにも知らずに愛犬に食べさせたくはないですよね。
本記事では犬が食べてはいけない物や、危険な理由を紹介しました。
本記事を参考にして、犬に危険な食べ物を与えてしまわないように気をつけてくださいね。
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