可愛い愛猫には「いつでも元気に居てほしい」
そう願う飼い主は多いと思いますが、様子がおかしいと心配になりますよね。
本記事では、猫の急性ストレス症状やその解決方法について紹介します。
猫の健康で気になることがある方は、参考にしてみてください。
猫の急性ストレスの症状
猫の急性ストレス症状としてよく見られるものを、以下に7つ挙げます。
- 耳を伏せる
- 瞳孔が大きく開く
- その場で固まる
- 身を隠す
- ハァハァ呼吸する
- 一時的に食欲が落ちる
- 一時的に排泄の回数が減る
一つずつ解説します。
耳を伏せる
耳を伏せるしぐさは、猫の急性ストレス症状の一つです。
猫が耳を伏せるのは機嫌が良くない時や、何らかの不安や危険を感じ、周囲の状況にいつでも対処できるように身構えてしまっている時です。
瞳孔が大きく開く
瞳孔が大きく開くのも急性ストレス症状の一つです。
猫の瞳孔は本来、明るい場所では縦に細くなっているものですが、警戒や興奮状態に置かれることで大きく開いた状態を見せることがあります。
その場で固まる
その場で固まって全く動かなくなってしまうのも、突然の来客や地震などの突発的で苦手な出来事を引き金に起こりやすい急性ストレス症状の一つです。
予測できない事態に驚き、足がすくんだような状態になっているのです。
身を隠す
猫が身を隠してしまうのも急性ストレス症状の一つとされます。
見つからない場所に隠れて食事やトイレにも全く出てこなくなるのは、恐怖や不安を感じることにより、安全な場所を求めているサインです。
ハァハァ呼吸する
苦しそうにハァハァと短い呼吸を繰り返すのも急性ストレス症状の一つで、過呼吸で息があがってしまっている状態です。
一時的に食欲が落ちる
一時的に食欲が落ちるのも、なんらかの急性ストレス症状のサインです。
食べる量が極端に少なくなったり、全く食べなくなってしまったりする時、「安全でない」と感じ神経質になっている可能性があります。
また、食べないことによる脱水症状や気力不足も、二次的なストレスにつながります。
一時的に排泄の回数が減る
一時的に排泄回数が減少するのも、急性ストレス症状として見られるサインです。
また、突然トイレで排泄しなくなったり、反対に下痢などを起こして排便の回数が増えたりすることもあります。
猫の急性ストレスの症状の原因
猫の急性ストレス症状の原因として主に挙げられるものが以下の4つです。
- 環境の変化
- 大きな音
- 外敵
- 運動不足
詳しく解説します。
環境の変化
猫にとって生活のリズムの乱れは、とてつもないストレスの原因となりえます。
たとえば引っ越しや飼い主の生活スタイルの変化、新しい家族が増えるなどの新たな状況に適応しなければならなくなった時です。
環境の変化は、猫に生活リズムの乱れを起こし、警戒心を強めストレスを生んでしまいます。
大きな音
大きな音が猫のストレスの要因になっていることもあります。
猫は人に比べて聴覚が敏感なので、生理的に大きな音を嫌がるのです。
たとえば花火や雷、物が突然落下する音など、急に大きな音がしたり連続して大きな音が聞こえたりすると大きなストレスにつながります。
外敵
猫は警戒心が強く、外敵を認識すると大きなストレスを感じます。
たとえば猫の複数飼育や、猫以外の動物同士の相性でも外敵認識が起こることも。
自分の安全領域・テリトリーを犯す危険な存在として外敵を認識することは、猫にとって大きなストレスとなるのです。
運動不足
運動不足もストレスの大きな要因の1つです。
適度な運動が足りていない場合、猫も人間と同様にストレスが溜まります。
特に室内で飼育している場合は運動量が足りなくなることが多く、運動不足自体がストレスになってしまいやすいのです。
うちの猫も急性ストレスかも?ストレス解消方法
猫のストレス解消方法としては、主に以下の4つが挙げられます。
- 逃げ場所を作っておく
- 大きな音が出るものはなるべく使わない
- 慣れない場所にはなるべく行かない
- 無理にスキンシップを取らない
詳しく解説します。
逃げ場所を作っておく
猫の逃げ場所を確保してあげましょう。
キャットタワーやハウス、専用のゲージなど、じっくり一人で休める場所を用意してあげてもいいですね。
猫にとって安心できる場所が確保されているのは、ストレスから身を守るために重要な要素です。
大きな音が出るものはなるべく使わない
大きな音が出るものはなるべく避けることです。
猫は騒々しい場所でのリラックスが苦手だからです。
たとえば音楽やテレビの音量を大きくし過ぎないようにし、猫のすぐそばではドライヤーや掃除機を使わないなど、注意してみましょう。
慣れない場所にはなるべく行かない
慣れない場所には、なるべく連れて行かないようにしてあげましょう。
猫が新しい環境に慣れるまでには時間を要するものです。
突然知らない場所に連れて行かれると、猫は不安と警戒心を高めストレス状態を生んでしまいます。
無理にスキンシップを取らない
猫と無理にスキンシップを取らないようにすることも重要です。
気ままな性質や自由な行動を好む猫にとって、一人で過ごす時間はとても大切だからです。
執拗に構われたり、常にベタベタ触られたりすることで、ストレスを感じてしまうことがあります。
構い過ぎず、一人で伸び伸びと過ごさせてリラックスさせてあげましょう。
まとめ
可愛い愛猫の様子がおかしいと心配になってしまいますね。
気になる変化や症状が見られる場合は、急性ストレスのサインかもしれません。
本記事では、猫の急性ストレス症状やその解決方法について紹介しました。
猫を急性ストレスから守りたい方は、本記事を参考にしてみてくださいね。
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