自分軸がないとほかの人からの評価や人の言うことばかり気になって、他人軸で行動してしまいがちです。
本記事では自分軸を持つための口癖や、口癖の裏にある自分軸を持っている人の考え方、さらに勇気をくれる著名人の名言も紹介します。
他人軸で行動してしまいがちな人や自分軸の持ち方を探している人は、参考にしてみてくださいね。
自分軸がある人の口癖とは?
自分軸がある人は自分の気持ちや考え方を大事にして、行動も自分軸に基づいて行っています。
自分軸があって、自分軸に基づいて行動している人たちに共通する口癖はとてもポジティブです。
ここでは5つの口癖を紹介します。
- 「~したい」
- 「とりあえずやってみる」
- 「後悔したくない」
- 「自分次第」
- 「おもしろそう」
これらの口癖についてくわしく説明しますので、マネしたいものは普段の生活でも意識的に取り入れていってくださいね。
「~したい」
まず、自分軸のある人の口癖は「~したい」です。
自分軸で行動している人の多くは好奇心も強く、自分の気持ちに正直です。
自分がやりたいと思うことをほかの人がどう思うのかを考えて口にしたり、「反対を受けるかも」と思って口をつぐんでしまうことはありません。
自分軸で行動する人はほかの人がどう思うかも考えますが、自分の正直な気持ちを「~したい」と口にできます。
「とりあえずやってみる」
次に紹介する自分軸のある人の口癖は「とりあえずやってみる」です。
仕事にしろ、家事や育児にしろ、まったく新しいことや経験のないことをやるには勇気がいります。
「失敗したらどうしよう」と言って行動をやめてしまう人たちもいます。
しかし、自分軸で行動している人たちは、結果がどうなるかはわからないものの、失敗するかもという理由でやめてしまうことはありません。
「とりあえずやってみる」と言って、実際に行動に起こしてしまうのです。
実際に行動に起こし、仮に失敗したとしても失敗を糧に成長していきます。
「後悔したくない」
自分軸がある人の3つ目の口癖は「後悔したくない」です。
まったく新しいことに挑戦することは誰でも不安です。
しかし、自分軸をもって行動している人たちは、「あの時やっておけばよかった」という後悔を選びません。
自分軸を持っている人は、「後悔したくない」と言って新しいことに挑戦し続けているのです。
「自分次第」
4つ目の口癖は「自分次第」です。
自分軸がある人は仮に新しいことに挑戦して失敗したとしても、失敗から多くの学びを得てどんどん成長します。
失敗から学びを得る口癖が「自分次第」です。
失敗しても「自分次第」で、ただの失敗で終わってしまうのか、それとも成功への第一歩となるのかを決められるのです。
「おもしろそう」
5つ目に紹介したい、自分軸のある人の口癖は「おもしろそう」です。
自分軸で行動する人たちの多くは好奇心旺盛であり、あらゆるものに興味を持ちます。
今まで見たことも聞いたこともないことを初めて知ったときや、今まで経験のない新しいことをやってみるときに「おもしろそう」というのです。
自分軸を持っている人にとったら、世界にあるありとあらゆるものが「おもしろそう」なのです。
自分軸がある有名人の口癖は?
著名人の多くは自分軸を持って行動しています。
ここでは、世界でも日本でも有名な5人の著名人の言葉を女性を中心に紹介します。
- マーガレット・サッチャー
- ココ・シャネル
- ワンガリ・マータイ
- オードリー・タン
- 吉永小百合
「自分で決断する」
自分軸を持ち一国の首相を務めたマーガレット・サッチャーは、次のような力強い言葉を残しています。
「多数に追随するな。自分自身で決断せよ。そして人々をも納得させ、リードしていけ。」
マーガレット・サッチャーは1979年にイギリス初の女性首相になり、「鉄の女」とも呼ばれました。
自分軸を持つ人は「自分で決断する」のです。
「内面を豊かにする」
シャネルの創始者ココ・シャネルは、
「ラグジュアリーとは目に見えないもの」
を初めとし、外見ばかりにとらわれず内面の豊かさを大切にする言葉を残しています。
ココ・シャネルは、装飾されたドレスが女性のスタイルの主流だった時代に、シンプルな黒のドレスを生み出しました。
シャネル自身も華美な装飾は好みませんでした。
自分軸をもつ人は、外見よりも「内面を豊かにする」ことを大切にしているのです。
参照:ココ・シャネルの名言
「小さなことでも自分が決めたことを続ける」
ケニア出身のワンガリ・マータイは、自身の環境活動家としての経験を通してこんな言葉を言いました。
「一般人ができることは小さなことだけど、それが影響を及ぼすの。私がしてる小さな事は木を植えることよ。」
言葉通り、マータイが続けた植樹活動はたくさんの人を巻き込み、大きなムーブメントになりました。
ワンガリ・マータイは環境への取り組みとしてノーベル平和賞を受賞しています。
また、日本語の「もったいない」に非常に感銘を受け世界に広めたことで、日本でも話題になりました。
自分軸のある人は「小さなことでも自分が決めたことを続ける」のです。
参照:ワンガリ・マータイの名言
「心身のバランスをとる」
台湾史上最年少で入閣し、デジタル担当の政務委員に就任したオードリー・タンは、
「肝心なのは自身の心身のバランスがとれるかどうか」
と言っています。
心と体の性別の差で悩んだオードリー・タンの言葉は、自分軸で自分の考えや気持ちに向き合って考える上で重要な言葉です。
自分軸のある人は「心身のバランスをとる」ため、自分の心にも正直でいます。
参照:オードリー・タンの名言
「より良い未来に向かって進む」
数多くの映画に出演した日本の名女優、吉永小百合は、
「プロフェッショナルを求めてこれからもまた歩いていく」
と言っています。
誰しも過去にとらわれて動けないということは多々あります。
より良い未来に向かってこれからも進んでいくことの大切さを教えてくれる言葉です。
参照:吉永小百合の名言
口癖の裏にある考え方!自分軸がある人の特徴
自分軸がある人の口癖の裏側にあるのはどのような考え方なのか、自分軸のある人の特徴を紹介します。
- 人のせいにしない
- 自分が楽しむことを大事にする
- 何でも自分で決める
- 一人を恐れない
- 人と比べない
詳しく説明します。
人のせいにしない
自分軸のある人の口癖の裏には「人のせいにしない」という考え方があるのが特徴です。
人生の中で起こる失敗や不都合、悪いことを人のせいにして自分の責任から逃げたり目を背けることは簡単です。
しかし、自分軸がある人は人のせいにせず、勇気をもって自分の責任に向き合います。
自分が楽しむことを大事にする
次に紹介する自分軸のある人の口癖の裏にある考え方の特徴は「自分が楽しむことを大事にする」ところです。
例えば、休日に家族や友人と食事に行く場合に、どのレストランに行くか意見が割れてしまうこともよくありますよね。
そんなとき、自分の気持ちを伝えずに家族や友人の好きなものに合わせてしまい、自分はあまり楽しめないこともあります。
もちろん、一緒に過ごす人のことを考えることも大切ですが、「自分も楽しむこと」を大事にするのが自分軸のある人です。
なんでも自分で決める
また、自分軸がある人は「なんでも自分で決める」という考え方が特徴的です。
自分軸のある人でもほかの人に相談することはあります。
しかし、自分で「やりたいこと」「ありたい自分」などを考えてなんでも自分で決めます。
これは自分軸がある人は「自分の人生は自分で決めて責任を負う」ということを実践しているからです。
なんでも自分で決めることで、人生で「やらなかったことに対する後悔」を感じずに済むのです。
一人を恐れない
自分軸がある人の口癖の裏には「一人を恐れない」考え方があるのもまた、自分軸のある人の特徴です。
周囲の意見に流されず、一人で行動することや周囲とは違う行動をとるのは勇気がいります。
自分軸がある人は一人でいることや一人で行動することを恐れません。
一人を恐れない人は自分の選択や行動に自分で責任をとります。
同時に自分の好きなもの、大切なものを楽しみ大切にできるのです。
人と比べない
最後に紹介する自分軸がある人の特徴は「人と比べない」ところです。
どんなものであっても他人が持っているものと自分が持っているものを比べてしまう人がいます。
他人が持っているもののほうがよく見えてしまい、本当に自分が好きなもの、大切なものの価値を見失ってしまうのです。
自分軸がある人は、人と比べません。
自分軸がある人は好きなものやその価値をよく知っているので、大切にできるのです。
まとめ
自分軸を持つための口癖や、口癖の裏にある自分軸を持っている人の考え方、さらに勇気をくれる著名人の名言も紹介しました。
紹介した中に気になる口癖やマネしたい口癖はありましたか。
口癖だけでなく、口癖の裏に隠れている考え方からも学べることはたくさんあります。
まずは、気になる口癖を日常生活で使ってみてください。
だんだんと考え方が変わっていって、自分軸を持てるようになりますよ。
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